シワの種類

保湿ケアで改善できるのはちりめんジワだけ 年齢を重ねるにつれ、目もとなどにできるシワ。肌の乾燥が原因だと思い込み、保湿で改善しようとする人が多いのです が、実際には、シワの最大の原因は乾燥ではありません。シワには、大きく分けて3種類、「ちりめんジワ」、「表情ジ ワ」、「真皮のシワ」があります(→シワの種類とケアの方法)。このうち、乾燥でできるシワはちりめんジワだけ。多く の女性が気にするシワは真皮のシワで、このシワは、残念ながら保湿では改善されないのです。
そもそもシワとは、皮膚が折りたたまれたところにできるものです。表情の変化によって皮膚が折りたたまれても、コラ ーゲンが十分にあり肌に弾力があるうちは、表情が戻れば皮膚ももとに戻り、シワにはなりません。
しかしコラーゲンは紫外線によって劣化し、また0歳を過ぎるころからは量が急激に減り、肌は弾力を失い硬くなってい きます。すると、折りたたまれた部分が戻らなくなります。これが表情ジワです。さらに進行するとコラーゲンのネットワ ーク構造自体が壊れ、表情の変化がないときにもくっきりとシワが現れる状態になります。これが真皮のシワです。
じつは、肌のたるみやクマの一部も、シワと同様にコラーゲンの変性によって起こります。肌の土台である真皮のコラー ゲンが変性・減少すると、表皮が支えられなくなり、たるむのです。つまり、これらのケアは、コラーゲンを増やし、変性 を防ぐことが有効なのです(→コラーゲンを増やすためのケア)。
化粧品のコラーゲンは真皮までは届かない
シワの原因がコラーゲンの変性・減少だとすると、コラーゲン配合の化粧品をつければよいと思うかもしれません。で も、化粧品に配合されているコラーゲンは保湿のためのもの(→化粧品の美肌成分)。コラーゲンは分子量が大きいため、 塗っても真皮まで浸透することはないのです。また、それらのコラーゲンの多くは魚の骨や皮からとったもので、厳密には 人間の肌のコラーゲンとは構造が違うため、そのまま肌に定着することはありません。

 

ふだんから表情に緊張感をもつだけでもシワ・たるみ予防になる。

フェイシャルエクササイズはシワを深くすることも
顔には20種類以上の「表情筋」があります。筋肉も皮膚と同様、ほとんどがコラーゲンでできているので、年齢ととも に、とくに30代後半くらいからたるんできます。とくに二重あごや口角の下がりは、筋肉のたるみと関係しています。
しかし、表情筋エクササイズ(フェイシャルエクササイズ)はおすすめできません。なぜなら、表情を大きく動かすよう なトレーニングは、表情ジワをより深く刻んでしまうことになるからです。
だからといって、気になるたるみを放置しておくわけにはいきません。二重あごや口角の下がりなど、フェイスラインの たるみ予防のトレーニングには、低周波美顔器や、市販の口にはさむタイプの器具を使うとよいでしょう。これらであれ ば、表情ジワを深めずに筋力アップができます。